神社めぐり その8

今回の神社めぐりも相当充実していたように思います。

 

山口県からは今まで8人の総理大臣が出ているようです。

 

小さな県なのにダントツでNO.1のはずです。

 

総理大臣を出した県は道路がいいと読んだことがあるのですが、少なくとも萩の街は道路はとてもよく整備されていました。

 

一昨年、昨年と3日間で福岡県の神社めぐりをしてきたのですが、今回は萩が入ったのでもう1日多くなりました。

 

学生時代、吉田松陰先生や高杉晋作に熱を上げていた時があったので、松陰神社に今回5万円の寄進をしてきました。

 

「画期的語学学習法」は原則として毎日欠かさず行っているのですが、その原則から外れるのが「遠距離ドライブ」をした日です。

 

行きかえりにそれぞれ8時半半ほどを費やし、神社めぐりの日だって朝6時にスタートし、炎天下のもと、すべてを終了したのが午後2時。

 

8時間かかっています。

 

ホテルに帰ったら風呂に入ってコテンと寝てしまう、まことに「健康的」な毎日でした。

 

したがって語学をやる余裕も、本を読む時間もありません。

 

本など「念のため」20冊も持って行ったのですが、1ページも開きませんでした。

 

その代わりクルマの中でのCDはよく聞きました。

 

一倉定先生からは経営のお話を、渡部昇一先生からは歴史のお話をお聞きしました。

 

お二人とももう亡くなられているのですが、今なお心に響くお話で感謝しています。

 

車勉(しゃべん)で聞いたCDは、歴史が5枚、経営が3枚、語学(フランス語)が3枚でした。

 

ほかに「柳谷小三治まくら全集」というのが2枚ありました。

またもやサービスエリアでのかつ丼

 

 

 

 

神社めぐり その7

松陰神社の続きです。

境内はきれいに整備されていて、凛とした雰囲気の中、気持ちよかったです。

吉田松陰は日本各地を旅し、いろんな人物とも会っています。

これは松陰の師匠ともいうべき佐久間象山との会談。

人間形成には「旅」、「本」、「人」の3つが必要だと言われますが、この3つを追い求めたのが松陰の人生でもありました。

 

松陰神社のお守りの祈願に「商売繁盛」と「家内安全」というのがありましたが、これは松陰先生に求めるのは勘違いという感じで、思わずクスッと笑ってしまいました。

 

松陰先生は自分のことは振り返らずに、教育と国防のことを考えてこられました。

「商売繁盛」とは程遠い印象です。

 

また生涯独身で、しかも親より早く亡くなられているので「家内安全」ともだいぶ違うわけです。

倒幕・維新への最初の発火点がこの地でした。

左から高杉晋作吉田松陰久坂玄瑞

超偉大な魂の方々。

3人とも30歳までに亡くなられています。

弟子たちがみんな偉くなりました。

左から山形有朋、木戸孝允伊藤博文



神社めぐり その6

山口県萩の松陰神社松下村塾は以前に一度だけ来たことがあるのですが、もう記憶が薄くなっています。

 

今回の福岡県の神社めぐりの帰りに萩に寄ることにしました。

 

北九州の小倉から一直線で自宅に帰るのが体力的に精いっぱいなので、萩のあと広島県の福山で1泊することにしました。

 

早朝、小倉のホテルの窓から外を眺めると、海が光っていました。

さあ、スタートです。

小倉から1時間半ほどで松陰神社に到着。

最初の鳥居です。

松陰神社本殿。

松陰先生は厳しい方なので、こっぴどく叱られるのを覚悟していたのですが、意外にも優しく接していただきました(と、勝手に感じました)。

 

高校時代、吉田松陰先生に傾倒していたこともあり、うれしかったのです。

 

松陰先生が読んだ本をすべて記録しておられたことを知り、その真似をして今に至っています。

 

人間形成において私自身、吉田松陰先生から大きな影響を受けてきたのは間違いありません。

松陰神社の敷地内に松下村塾が残されています。

 

実にちっぽけな建物なのに、実に大きなものを生み出しました。

八畳の間の講義室。

実際はこういう感じだったようです。

幾人もの明治維新の逸材がここから出現しました。

 

 

 

 

神社めぐりの旅 その5

今回の参拝の最後の神社である筥崎宮(はこざきぐう)にやってきました。

 

八幡系統の神社は日本で一番数が多いのですが、その中でも「宇佐神宮」、「石清水八幡宮」、そしてこの「筥崎宮」が三大八幡と呼ばれています。

広大な敷地の神社です。

これは第一鳥居。

第二鳥居。

本殿の「敵国降伏」が印象的です。

 

これは醍醐天皇が書かれたもので、霊験あらたかに元寇に勝利することができました。

八幡様は勝負の神様でもあります。

ソフトバンク・ホークスとアビスパ福岡の優勝祈願の寄せ書きです。

亀山上皇像。

元寇のときに全国の神社仏閣に対し、異国降伏祈願を命じられました。

氣がいい神社には大木が育ち、神木になります。

この楠は樹齢八百年。

明石元二郎の顕彰碑が立っていました。

福岡出身だったのですね。

 

日露戦争での明石元二郎の活躍は、陸軍10個師団にも相当すると言われました。

 

また後に台湾総督となりましたが、歴代19名の総督の中でただ一人台湾に埋葬された方でもあります。

今回予定していたすべての参拝を終え、3年連続で同じレストランの同じ料理をいただきました(古賀サービスエリア)。

 

これが今日の1日1食となりました。

 

神社めぐりの旅 その4

今回の神社めぐりは「宗像大社」、「宮地嶽神社」、「香椎宮」、そして「筥崎宮(はこざきぐう)」の4社です。

 

昨年も同じコースでした。

 

一昨年もほぼ同じコースを参拝したのですが、宮地嶽神社は入っていませんでした。

 

ブログの読者から教えていただき、宮地嶽神社を付け加えたのですが、本当に素晴らしい神社です。

 

自宅から車で行く場合、私の体力だと北九州の小倉が限界で、いつもリーガロイヤルホテル小倉に宿泊します。

 

翌日、ホテルを朝食も取らずにクルマでスタート。

 

今回の出発は朝6時でした。

 

小倉から宗像大社までは1時間ほどかかるのですが、大半が田舎の風景。

 

少なくとも都会ではありません。

 

WASHハウス」というコインランドリーがよく目につきました。

 

「こんな田舎で成り立つのだろうか?」という疑問はあるのですが、赤い装飾でよく目立ち、デザイン性もいいのです。

 

コンビニならほぼ統一された外観ですが、コインランドリーの場合は、外観のデザインのレベルがさまざまです。

 

「絶対入りたくない」といったダサいコインランドリーも、今なお少なくありません。

さて、香椎宮に到着しました。

 

ご祭神は仲哀天皇神功皇后です。

 

で、私はこの神功皇后の追っかけをしているというわけです。

門の先に本殿があります。

今回はこちらでご祈祷をしていただきました。

本殿を横から撮った写真。

立派な建物です。

神功皇后が(西暦200年に)植えられた杉。

樹齢1,800年のご神木です。

本殿のほかに、武内宿祢を祭った武内神社や、中臣烏賊津大連(なかとみのいかつむらじ)を祭った巻尾神社がありました。

 

お二人とも神功皇后を補佐し、支えた方々です。

神社めぐりの旅 その3

宗像大社(むなかたたいしゃ)の参拝を終え、汗びっしょりになりました。

 

また眠くもあり、ここでいったん睡眠を取ることに。

 

コンビニで買った、汗を拭くウェットシートで体をふくと、スッキリ爽快になりました。

 

クルマの窓の目隠しをし、後部座席で上から下まで、シャツも下着もすっかり着替えてしまいました。

 

宗像大社の広い駐車場で、クルマの中で1時間ほどぐっすり寝ました。

 

次に向かうのは宮地嶽(みやじだけ)神社。

 

ドライブ中のまわりの風景を見ていると、どう考えても山の中という気がするのですが、突然、海水浴場の案内看板が出てきたりし、山なのか海近くなのかがよくわからない場所でもあります。

 

なぜか参道の入り口にある餃子の自動販売機。

ビジネス的にも興味があります。

本殿に向かって階段を上るのが神社のお約束。

ワクワクする門が見えてきました。

で、ここで振り返ると…。 

海まで一本の道。

感動の景色です。

ここの神社の飾りつけはいつも楽しいのです。

オシャレな神社。

正面にしめ縄が見えます。

ここのご祭神は息長足媛(おきながたらしひめ)、別名「神功皇后」です。

私はこの方が大好きで「おっかけ」をしております。

 

神社めぐりの旅 その2

朝6時に小倉のホテルを出発。

 

今日は4つの神社を回る予定です。

 

実は昨年も一昨年も同じコースを回っているのです。

 

年1回の定番コースになるかもしれません。

 

まずは宗像大社辺津宮から。

 

宗像大社スサノオ命の娘の3姉妹をお祭りした神社です。

 

3姉妹なので、3つ神社があります。

 

この神社以外の2つは大島(中津宮)と沖ノ島沖津宮)にあります。

 

沖ノ島神職のみが入れ、一般人は足を踏み入れることが許可されていません。

 

かつてその海域で日本海海戦が行われ、東郷平八郎提督がバルチック艦隊を完膚なきまでに沈めました。

大きな駐車場に車をとめ、第一鳥居に向かいます。

神社の境内の池

本殿です。

 

市杵島姫(いちきしまひめ)が祭られています。

ヨコから見た本殿も立派です。

 

女神さまはふつう、鰹木の数が偶数なのですが、ここは奇数。

また千木(ちぎ)も外削ぎでした。

別の場所にタゴリヒメが祭られています。

 

タゴリヒメは大国主命と結婚していて、出雲大社にも立派なお社があります。

手前にはタゴリヒメ、向こう側のお社にはタギツヒメが祭られています。


神々が降臨された場所です。

 

最初ここに来たとき、あまりの神々しさに足が動きませんでした。

 

ここを見たいがために、3年連続でやってきたとも言えます。

沖ノ島玄界灘の孤島で、古来より神々に捧げる神宝が納められ、海の正倉院ともいわれています。

 

「神宝館」には、そこで見つかった貴重な宝が展示されています。

 

ちなみに入館料は65歳以上は200円引きで、私も適応になりました。

 

長生きはするものです。

神宝館に収められている宝物の写真です。