内臓に感謝

私は大学の体育会柔道部にいましたが、柔道の強さと「健康で長生き」とは関係がないように思います。

 

ガッツがあって、肉体的にも精神的にもタフだった先輩が若くして亡くなったりしています。

 

相撲取りなどはその典型で、名横綱と言われたような人たちでも60歳ぐらいで亡くなることが珍しくありません。

 

体力がある若い頃は、ムリを重ねて働くことが多いのですが、その分よくカゼを引いたり、ひどい腰痛になったり、下手すると大病を患ったりします。

 

体が悲鳴を上げているのに、それに気づこうとしないのは愚かです。

 

世の中の99%の人が、自分の体に感謝したことがないのではないでしょうか。

 

瞑想のような時間を持ち、内臓の声を聞き、また感謝するのはとても有効な健康法の一つだと思います。

 

私は時どき、湯船の中でそれを行っています。

 

沈黙の臓器と言われる肝臓や膵臓は、日々静かに自分の使命を遂行しています。

 

心臓だって、だれに言われるでもなく、24時間365日活動しています。

 

考えてみれば不思議な話で、多くの内臓に支えられているのに、自分一人がムチャなことをしていては、内臓の反乱が起こっても仕方がありません。

 

ガンなどはその現象の一つかもしれません。

 

白隠禅師は「軟酥(なんそ)の法」で自分自身の大病を治してしまいました。

 

これは体を癒(いや)すバターのようなものを(想像で)頭の上に置き、そのバターが体温でユックリ解けて、体じゅうにしみ込んでいき、悪いところを治していくということを瞑想する治療法です。

 

内臓だけでなく、カラダ全体の細胞も活性化するはずです。

SNS

インスタだけで花を販売している花屋さんというのを知り、ビックリしたことをブログでも書きました。

 

SNSを活用しての商売なんて20年前にはなかった形態で、配送も宅配便があるので何の問題もありません。

 

生産者が直接に消費者に販売するというのも簡単にできてしまうわけで、仮に新しいビジネスを始める場合、今までの既存の仕組みにとらわれずに、白紙の状態から作り上げていくべきかもしれません。

 

開業医の場合などでも、若い人たちは今やインスタで探してくるそうです。

 

スタッフの採用だって、インスタを見ての応募が少なくないとのこと。

 

どんな商売でもSNSと関係がないものはないという感じです。

 

当社の事業のコインパーキングは「地べた産業」なので、どうSNSを活用したらいいのかは今のところよく分かりません。

 

が、コインランドリーの方はLINEでリピーターを増やす取り組みをしているようです。

 

他人事のように書いたのは、当社は投資家という立場で、運営の会社が別に入っているからです。

 

KポップのBTSが無観客コンサートを行い、全世界に同時配信しました。

 

そのチケット(?)を購入した人の家に、ママ友や娘の友だち10数人が集まり、スマホからテレビに繋げたライブ・コンサートに大盛り上がりだったそうです。

 

配信した方だってコストが格段に少なくて済み、固定費を超えた分はすべて利益になるわけで、相当「おいしい」ビジネスだったかもしれません。

新・日英同盟

日英同盟は1902年に締結され、1923年に破棄されました。

 

この間に日本は日露戦争に勝利しましたが、これは日英同盟のたまものと言っても過言ではないと思います。

 

逆に日英同盟が破棄されたあとは、日本は坂道を転がり落ちるが如く、敗戦への道を歩みました。

 

イギリスはかつてのような軍事力や経済力はないかもしれませんが、それでも今なお世界の世論をリードする力があるように思います。

 

イギリスが味方した方が「世界の世論」として通用しているのです。

 

もし新日英同盟が締結されたら、日本は歴史論戦で悪者扱いされずにすむように思われます。

 

仮に日本がロシアに近づくと、アメリカの拒否反応があります(北方領土返還が進展しないのも、その辺の事情がありそうです)。

 

が、イギリスとの同盟ならアメリカも反対のしようがありません。

 

日英同盟締結後は、日本にもクイーンズ・イングリッシュが普及するかもしれません。

 

日米安保の本質はズバリ「アメリカと戦争しなくていい」ことだと思うのです。

 

日本が経済力で世界一になったころ(日経平均が一番高かったとき)、アメリカとは経済面で亀裂が入りましたが、戦争にまで発展するとはだれも考えませんでした。

 

が、アメリカと対中国の関係だと、経済戦争が軍事衝突につながる可能性が否定できません。

 

ナンバーワンはナンバースリーと組んで、ナンバーツーを潰しにかかろうとするのは、国家戦略でも「猿山の猿」の世界でも同じです。

 

TPPにはアメリカは(ハプニングで)入っていないのですが、いまイギリスや台湾が加盟を希望しています。

 

TPPの本質は「対中国包囲網」。

 

日本と親和性のある国々を早く取り込んでいきたいものです。

 

 

徳川四天王

徳川四天王というのがあり、家康の配下で重要な仕事を受け持ち、特に功績のあった4人の武将のことです。

 

酒井忠次本多忠勝榊原康政井伊直政がその4人。

 

新東名の設楽原パーキングエリアのすぐ近くに、設楽原長篠の戦いのときの信長本陣という場所があります(私も行きましたが意外に狭い場所でした)。

 

戦いを説明したパネルもあり、そのとき酒井忠次は二千名ほどの鉄砲隊を連れ、大きく迂回して山を越え、武田軍の山城を背後から奇襲して、これを落としました。

 

そのルートを見て、現代人ではムリだというのがすぐわかり、昔の人の体力のスゴさに驚きました。

 

本多忠勝は生涯57回の戦いに出て、すべてカスリ傷ひとつ負わずに帰ってきた猛将です。

 

槍の名人で、その刃先にとまったトンボが“まっぷたつ”に切れてしまったので、その槍は「トンボ切り」と呼ばれたとのことです。

 

家康の妻と嫡男(信康)が武田に通じているのではないかという疑念から、酒井忠次は信長に呼ばれ尋問されたのですが、結局、信康は自刃する羽目に陥りました。

 

家臣ではあるものの、家康でさえ気を使っていた酒井忠次に対し、信康はぞんざいな態度で接していたため、いざという時にかばってもらえなかったという説があります。

 

井伊直政も勇猛な将でしたが、あまりに厳しく、家臣は毎日みな死を覚悟して仕えていたようです。

 

これらの功績のある四天王ではありますが、天下取りのあと、家康はあまり厚遇していません。

 

京に睨みを利かす必要があるので、井伊家は彦根で30万石を与えられましたが、あとはすべて15万石以下の処遇でした。

 

このへんの家康の意図はちょっとよく分かりません。

 

投資あれこれ

私の本業は不動産オーナー業ですが、何かの勉強会に入っているわけではありません。

 

一度「大家の会」のようなグループの勉強会に参加したのですが、資産家の集まりかと思っていったら、できの悪いサラリーマンのような人たちが多くいたので驚いたことがあります。

 

同じサラリーマンでもエリート的な人たちではなく、多分あまり仕事もできないだろうなと思えるような人たちでした。

 

各人がアパートのような収益物件を所有しているのですが、例外なく「かぼちゃの馬車」の銀行から借入れをしていることを知り、二度ビックリしたのを覚えています。

 

早くこの貧乏くさい集団から逃げ出さないといけないと思い、セミナーだけで、懇親会には参加せず帰った経験があります。

 

私が若い頃、人生の成功者と思われる年配のお客さんと話したことがあります。

 

その人いわく「今まで重要な決断はすべて一人でなしてきた。人に相談したことはない。そしてそれが正解だったように思う」とのことで、私もいたく納得した覚えがあります。

 

会社の社長も孤独ですが、投資の世界も孤独(であるべき)です。

 

勉強は徹底的にすべきですが、決断は自分一人でしなければいけません。

 

投資家が群れるなんてことはあり得ないわけです。

 

投資にも好き嫌いがあり、相性というのがあります。

 

極論かもしれませんが最終的には「ワクワクするか、しないか」で決めてしまってもいいのではないかと思います。

 

身の丈投資という考え方があり、投資ではムリをするのが一番危険です。

 

キャッシュを貯め、自然体で構えていようと思います。

 

自分がゲットできる不動産は、最初から運命で決まっているような気もするのです。

 

 

大神(おおみわ)神社・檜原(ひばら)神社

奈良県大神神社に行ってきました。

 

ご祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)。

 

オオクニヌシ命(みこと)の荒魂です。

 

大神神社は今まで3回ほど来ているのですが、今回の主要な目的は檜原神社に行くことです。

 

大神神社の境内には数多くのお社があり、たくさんの神さまが祀られています。

 

イチキシマヒメ命やスクナヒコナ命などのお社もあります。

 

今回はあまり時間がなく、檜原神社に集中することにしました。

 

大神神社から「山野辺の道」を20分ほど歩いたところに檜原神社があります。

 

山野辺の道は初めてだったのですが、歩いているだけで心が癒されました。

 

檜原神社は、一番最初につくられた「元伊勢」です。

 

天照大神が宮中を出られ、いくつもの場所を転々としながら、最終的には今の伊勢神宮にお鎮まりになられました。

 

したがって「元伊勢」はいくつもあるのですが、本当に雰囲気のよい神社が多いのです。

 

今まで瀧原宮や、伊雑宮や、籠神社や、福知山の元伊勢などに行きましたが、期待を裏切られたことは一度もありません。

前方に見える山が三輪山

山自体がご神体です。

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大神神社の拝殿。

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山野辺の道を通って檜原神社に向かいます。

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こんな道が続きます。

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のどかな風景。

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一度時間を作って山野辺の道を全部歩きたいものです。

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檜原神社に到着しました。

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帰りに大神神社を出たすぐの三輪そうめんのお店で食事をしました。

バツグンに美味しかったのです。

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会社経営のこと

中長期のスパンで株式投資をしている、あるプロの人は経営者を見て投資しているのだそうです。

 

その人はサラリーマン社長には目もくれず、オーナー経営者とプロ経営者のみに焦点を当てているとのこと。

 

オーナー経営者とは、その会社の創業者でもあるのですが、すべての判断は社長が行い、またその判断が極めて適切でもあります。

 

最近は「プロ経営者」という人たちが出てきて、元リクルートや、元サイバーエージェントや、コンサル会社にいた人たちが多いという特徴があります。

 

経営が傾いた会社をファンドが買い、その経営をプロ経営者に任せるといったケースが増えてきました。

 

プロ経営者には、色んな会社を渡り歩き、成果を出して次の案件(会社)に移ることを繰り返すという特徴もあります。

経営者で数字が弱いという人がいたら、運転手が「運転は苦手だ」と言っているのと同じだと教えてもらったことがあります。

 

また経営者は経理ではなく財務に強くあるべきだと思います。

 

その違いを言うと、経理は「きっちり」で、財務は「ざっくり」。

 

経理は「利益」にフォーカスしますが、財務は「キャッシュ」を重視。

 

また経理が見るのは「過去」ですが、財務は「未来」を見ます。

 

ついついP/Lばかりに目が行きがちですが、本当に大切なのはB/S。

 

ある人いわく「B/Sを見れば、社長の経営観や人生観が分かる」とのこと。

 

私自身、経営には「手残りのキャッシュ」が一番大事だというのが分かったのは(恥ずかしながら)つい最近のことです。