人生を変える買い物

1日も休まずに働こうと思っています。

私にとっての「働く」の意味は「勉強」と「仕事」で、会社に毎日出社するという意味ではありません。

出社という意味では「週休5日」を目指しているのですが、さすがにそれはちょっと難しいようです。

旅にもよく出かけるのですが、これも「勉強」の一環であることは間違いがなく、そこでの気づきがビジネスでも大いに役に立つといった経験は何度もしています。

しかしながら、やはり読書が一番のコアで、生涯「本を読んで読んで読みまくり」たいと思っています。

東京のホテルに宿泊した時、いつもの部屋より広い部屋にアップグレードしてもらったことがあります。

そこにはリクライニングチェアが備え付けられており、それに座って本を読んでみました。

極めて具合がよく、あっという間に5冊ぐらいが読めてしまったのです。

今までは「いらない」(というより「贅沢だ」)と思っていたリクライニングチェアですが、思い切って購入することにしました。

大きなモノを買う時は妻が文句を言う可能性があるので、妻も巻き込み、一緒に買い物に行きました。

書斎のスペースがなくなってしまうのではないかと危惧したのですが、最初から部屋に馴染み安堵しました。

ためしに座って本を読むと、ホイホイ読めていくのです。

机に向かって本を読むのとはまた違った感覚で読んでいけます。

途中眠くなると、そのまま「即」眠り込んでしまうことにも驚きました。

再び目が覚めると、何事もなかったように、また読書の続きが始まるのです。

ひょっとしたら、こいつは「人生を変える」買い物だったかもしれません。

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投資のためにおカネを貯める

40数年間、秘書的な役割の人が必ずいて(今もいます)、こまごまとしたことのサポートをしてくれています。

もしいなくなると仕事や生活に相当支障が出て来るのは間違いがありません(私一人だとスマホ一つまともに使えません)。

それが生涯「自分の小さな会社」を運営していこうと思っている、一番大きな理由かもしれません。

安定収入があり、無借金で、固定費が低い小さな会社があると、とりあえず老後の不安はかなり小さくなります。

安定収入とストックビジネスとは“ほぼ”同義だと思うのですが、若い頃はストックビジネスなどには関心がなく、派手なフローの仕事ばかりに目が行っていました。

会社を大きくする人間がエライと思っていたので、必然的に借入れも人も多くなります。

根本的に間違っていたことを、長い間「頑張って」やってきたわけです。

もう何度もブログに書いたのですが、最初から今のようなやり方を取っていたなら、今頃は資産が倍になっていたと思うのです。

小さな会社にはそれなりのデメリットがあり、小さくなればなるほど人の採用が難しくなります。

特に今は人手不足なので、今いるスタッフが辞めると次の補充ができないリスクがあり、必然的にスタッフを大切にします。

従ってわが社はブラック企業とはかなり遠い位置にあるのではないかと思っています。

次の一手」をずっと探していた時期があり、フィーを払って何人ものコンサルタントに相談に行ったりもしました(主に東京です)。

ようやく結論が出て「収益物件を一つ一つコツコツと増やしていく」という、コロンブスのタマゴ的な地味な答えとなりました。

従って次の投資のためにおカネを貯めることが、今の「やるべきこと」だとハッキリしたわけです。

 

しあわせ儀式

経営者の中にはマラソントライアスロンや筋トレを趣味にする人たちが少なくなく、そういった人たちはシュッとした体形をしています。

あれだけ肥満体の多いアメリカでも、トップ企業の経営者で太っている人はおらず、超多忙な中で時間を見つけ、シェイプアップに励んでいるに違いありません。

そういう意味では「お腹ポッコリ」の人は、すでに経営者としての資格を失っていると言えるかもしれません。

体調不良からいつも不機嫌で、職場でイライラし、まわりに当たり散らしている経営者もたまに見かけます。

体をケアせずに仕事ばかりしていると、どこかの時点で金属疲労した体がポキッと折れてしまいます。

徒手空拳から上場企業にしたり、全国チェーンを築き上げたりした創業者でも、晩年、体の不具合に苦しんでいる人が少なくないことも知っています。

サラリーマンでも猛烈型の人は、体が悲鳴を上げているにもかかわらず頑張り続け、取り返しのつかない病状になったりすることがあります。

高校生の時には皆勤賞だった私も、結核と十二指腸潰瘍で計3回も入院した経験があります。

年を取っていくにつれ姿勢が悪くなるのは、筋力が衰えていくからに違いありません。

適度な運動で筋肉をつけていくのは、幸せな老後を迎えるために不可欠な「毎日の儀式」でもあります。

ふだんの日常生活の中では、なかなか運動(トレーニング)の時間が取れないという人は、フィットネスクラブへ行く予定を最初に決めてしまうのがいいかもしれません。

私の場合は自宅での「階段トレーニング」をコアに、手すきの時にストレッチや(道具を使わない)ユルい筋トレをしていきたいと思っています。

 

人生を変える出来事2つ

私の手帳は5年手帳で、またいろいろなことをメモしているので、昨年の今ごろはどうしていたかがすぐに分かります。

例えば今も続き、たぶん今から30年間は続くだろうと思っている「階段トレーニング」は昨年の89日に始めたことが記入してあります。

階段トレーニングとは、自宅にある約100段の階段を10往復するだけのことなのですが、下半身の衰えを防ぐという意味ではかなり効果的であると感じています。

50分かかり、終えると汗ビッショリになります。

自宅でできるので、フィットネスクラブに行く時間も費用も不要です。

階段登りの間、運動的にはすべて鼻呼吸で大丈夫で、肉体的にも気持ち的にもハードルが低いトレーニングです(だから続く)。

最初に始めた時に「回数を増やそうとしてはいけない」と「速く動こうとしてはいけない」の2つを決めたのは大正解でした。

私は「95歳までバリバリの現役で働く」と宣言しているのですが、「現役」の間はこの階段トレーニングも継続しているはずです。

仕事も勉強も読書もすべてが終わってから階段トレーニングを始めるので、夜中の1時に歩いているということも少なくありません。

私は30代、40代の頃は「超・朝型人間」として友人知人の間では有名だったのですが、今のところ早起きとは無縁の生活になっております。

階段トレーニングは実に地味なのですが、私にとっては多分「人生を変える出来事(習慣)」に違いないと思っています。

もう一つ「人生を変える出来事」が静かに進行中で、それはノンアルコール生活。

こちらの方は昨年の1212日から始まっています。

 

「健康」を勉強する

愛情とか友愛とかはさておいて、人生で一番大切(必要)なのは「健康」と「お金」に違いありません。

この2つさえあれば、幸せ度ほぼ100%と言っても過言ではないと思います。

しかるに「健康」や「お金」のことは学校でほとんど学ばないし、社会へ出てからも学ぶ機会はほぼゼロに近いのではないでしょうか。

自分が20代の頃はまだ将来像がイメージできてなかったので、どうやっていったらいいのかが分からず(人生を)ウロウロしており、健康のことなど「これっぽっち」も考えたことはありません。

30代になるとバブルで仕事が猛烈に忙しくなり、またその後バブル崩壊で業績も気持ちも落ち込んだりしていたので、やはり健康に構っている余裕はありませんでした。

阪神大震災1年後には結核4カ月もの入院も経験しました。

自分の健康に関心を持ち出したのは、ようやく還暦を迎えた頃です。

私の場合は、何でも「とりあえず」本を読むことから始めるので、いわゆる「健康本」はもう相当読んできたと思います。

本によっては真逆のことが書いてあったり、また体質的に自分には合わないことが書いてあったりします。

が、読んでいくうちに段々と分かってくることが多いのです。

例えば「鼻呼吸」については、どの本も「いい」と勧めています。

何かの作業をしている時に、口呼吸になっていることがあります。

口呼吸になっている時は、精神にスキが生まれている時ではないかと感じています。

意識して鼻呼吸にすべきだし、逆に口呼吸でないと耐えられないほどの運動はやめようと思っています。

口呼吸にしなければいけないほどの激しい運動は(私の場合)むしろカラダに悪いのではないかと思うのです。

 

人生の分岐点

「年々豊かになってきた」という人が、私のまわりの友人知人の中に増えてきました。

私もその一人だと感じているのですが、波長同通の法則で、同じような波長(考え)を持った人たちが集まってきて、そういった人たちに囲まれると、それがまたエネルギーになっていきます。

人生繁栄の法則(あるいはコツ)というのは、案外シンプルで、ちょっとした考え方次第で、時間が経つにつれ、大きな差となって現れて来るようです。

要は明るい未来を心の中で描いたら、明るい未来が来るということなのです。

愚痴や怒りやイライラで、大事な時間を消耗していては実にモッタイないのです。

例えば政治や行政に腹を立てても、自分の力ではどうしようもできず、ならば「気にしない」という方法もあると思うのです。

「自分と未来は変えられるが、他人と過去とは変えられない」という言葉がありますが、変えられるものに集中する方がずっと合理的だし、しかも楽しいのです。

自分の半生を振り返ってみても「あの時が人生の分岐点だった」というタイミングがいくつかあります。

まさにその時点で左に行くか右に行くかで「その後の人生が全く違うものになってくる」といったポイントです。

見た目にハッキリと分かる「劇的なもの」もあるし、その時は気がつかなかったけれど、あとで考えたら極めて重要なポイントだったというのもあります。

私にとって、その分岐点が今2つも(静かに)動きだしているようなのです。

一つはリクライニングチェア。

これが書斎に届き、まだそんなに日数は経っていないのですが、これに座って本を読むと、すごく本がよく読めるのです。

たぶん一生涯使うと思うのですが、これがこの時点で書斎にやってきた意義は相当大きいように思います。

もう一つは「酒を飲まない」現象。

ストイックな禁酒をするつもりは全くないのですが、今のところノン・アルコール状態が続いており、これも人生を変えてしまいそうです。

 

あっさり1万時間をクリア

夢や「やりたいこと」はいっぱいあると思います(ないと寂しいし、ちょっと悲しい)。

が、一度に何もかも実現させようとすると、その前に自分で勝手に潰れてしまうことが多いのではないでしょうか。

「夢に期限を」という考え方もありますが、期限をつけるとシンドイのです。

自分ができるのは努力の部分だけ。

それがいつ実現するかどうかは神様の分野なので、あまり気にしなくてもいいのではないかと思うのです。

努力といっても、歯を食いしばってやるのではなく、その過程を存分に楽しんでいきたいものです。

目標が達成できたなら“とても”うれしいわけですが、そこに至るまでの道中も楽しんでしまえば、人生楽しいことだらけになります。

また神さまもそれを望んでおられるように思うのです。

私は体力や能力のない分「続ける」という武器で戦っていこうと思っています。

幸い「95歳までバリバリの現役で頑張る」と勝手に決めているので、30年間もの時間を手にしています。

どんなことでも毎日一定の時間を、コツコツと30年間続けていくならば、たいていのことは実現してしまうのではないでしょうか。

1日たった1時間でも継続していけば、1年で約350時間。

3年で約1,000時間。

30年経てば1万時間となり「1万時間の法則」をあっさりクリアしてしまうわけです。

1万時間の法則」というのは、1つのことに1万時間費やせば、プロのレベルにまで到達できるというものです。

もし13時間継続していくなら、10年でプロレベルをマスターでき、大抵のことは定年後であっても十分に実現可能なのであります。