本・いのち!

妻が孫の運動会を見るために横浜へ行き、ビート

もワンちゃんの宿泊所にお預けされ、私1人の生

活をしています。

そうすると、ほとんどすべての時間を勉強と仕事

に振り向けることができることに気がつきました。

朝から知的作業に没頭できるし、また夜も本が10

冊ぐらい読めてしまえるのです。

食事時間も拘束されることなく、食べたい時に食

べることができます。

合間を見て仕事もスイスイやってしまえるし、独

身生活(というか仙人生活)を満喫しているので

あります。

話はちょっとズレますが、英語に「bibliophile」

(ビブリオファイル・愛読家)という言葉があり

ます。

たまにネイティブでも知らない人がいるので、ち

ょっと難しい単語なのかもしれません。

単なる本好きを突き抜けた「超『本』オタク」と

いったニュアンスがあるようです。

本にかける時間もお金もハンパでない人のことを

指します。

つまり、ちょっとした野球ファンではなく「阪神

タイガーズ命!」といった感じの“のめり込み方”

なのです。

私がそのビブリオファイルであることは間違いが

ありません。

本代はケチらないと決めているので、ネットでホ

イホイと注文していきます。

最近、あまりに買い過ぎるので、未読の本を取り

敢えず置いておく、書斎の本棚に入りきれなくな

ってしまいました。

あふれかえる前にドンドン読んでいかなければと

思っています。

この頃はマンガもよく読むようになりました。

マンガのレベルはピンキリなのですが、質の良い

マンガに当たると、下手な活字の本よりもずっと

面白くてタメになるのです。

例えば実際、歴史マンガによって、私の歴史の知

識が倍になりました。

B/Sには会社の姿勢が表れる

税金の流れとして、所得税率を増やし、法人税

を減らすという傾向があります。

海外から企業を呼び寄せるためにも、また日本企

業が日本から逃げ出さないようにするためにも、

法人税率を高くするわけにはいかないのです。

法人税率を低くするというのは、国と国との競争

でもあるわけです。

国が調子に乗って税金を上げていくと、稼ぎ頭の

企業や個人がその国から出て行ってしまうという

「しっぺ返し」の可能性があります。

実際、力もお金もある個人が何人もシンガポール

に移住しています。

法人だって、例えばIT企業だと、世界のどの国に

本社を持っていても基本的には問題がありません。

だったら税金の安い国がいいわけです。

今、日本の個人の高額所得者にかかる税率は、す

べてを含めると67.1%になるそうです。

ほとんど7割が税金で持っていかれます。

納税意欲という意味でも、多分このあたりが限界

ではないかと思うのです。

高額所得のサラリーマンにも増税されました。

GDPは「消費」と「投資」と「政府支出」から成り

立っています。

消費を引っ張っている層の可処分所得を減らすよ

うな税制を取ると、結局GDPも縮小してしまうと

思うのです。

会社のB/Sには、その経営者の姿勢が表れると言い

ます。

同じ製造業であっても、無借金でキャッシュをしっ

かりと貯め込んでいるところもあれば、いつまでた

っても流動負債が流動資産を上回っているところも

あります。

P/Lは1年ごとの勝負ですが、B/Sは長い時間をかけ

て築き上げていくものです。

長いこと会社経営していると、大きな波が幾度もあ

り「儲かる、儲からないは時の運」といった側面が

あるのは否めません。

が、「ダム経営」や「キャッシュ・リッチ企業」は、

そう思わないと、その方向には決して向かわないの

も事実であります。

興味ある分野を増やす

普段は時間がないのでネットで本を買うことが多

いのですが、東京へ出かけた時などは、できるだ

け大型書店に寄るようにしています。

大手町や丸の内のように、意識の高いビジネスパ

ーソンが多い場所の書店は、私にとっても相性が

いいのです。

1度行くと、いつも10数冊買って帰ります。

このように日本の書店だと、いっぱい本が買える

のですが、これが海外に行くとそういうわけには

いかないのです。

私自身の語学力の不足という問題も当然あるので

すが、いったいどんな本を買ったらいいのかがサ

ッパリ分からないのです。

当たり前の話ですが、自分に興味のない本を買う

ことはありません。

つまり買う本が分からないというのは、自分がど

んなことに興味を持っているかが分からない、も

しくは興味を持っている分野がないということが

考えられるのです。

英字新聞を読んでいたりすると気がつくのですが、

自分の興味度と理解度は完全に一致するのです。

従って日本語以外の本をどんどん読もうと思った

ら、興味のある分野を作るしか方法がないという

ことになります。

「不動産投資」の本なら、英語でも十分読んでい

けそうです。

自分自身に既にたくさんの知識があるので、少々

英語が分からなくても理解できてしまえそうだか

らです。

自己啓発」の本だって、書いてある内容は大体

把握できそうです。

「語学」の本も、語学自体に興味があるので大丈

夫です。

本ではないのですが、外国の書店で「英語による

ドイツ語学習」や「ドイツ語によるフランス語学

習」などのCDを見つけた時は小躍りして躊躇なく

購入します。

2つの言語が1度に学べるからです。

「もっとほかに自分に興味のある分野はないのだ

ろうか?」と考えた時に「歴史」があることに気

がつきました。

本の中には「旬」を気にしなければいけない分野

もあるのですが、歴史だと別にアップツーデート

でなくてもいいわけです。

ある分野に対す知識量と興味度も比例します。

なので、まずは日本語で歴史の本を乱読していこ

うと考えているところなのであります。

米陸軍女性兵士からのメッセージ

フェイスブックにあまりにハマってしまうと、取

得する「いいね」を気にしたり、あるいは時間自

体を取られ過ぎてしまったりします。

従ってフェイスブックとは適当にお付き合いして

いるのですが、最近、どういうわけか米陸軍の女

性兵士からのメッセージが来ることが多くなりま

した。

もう4,5人来ているのです。

「なぜ私なんかに来るのか?」という疑問は多々

あるのですが、英語の勉強にもなるし、返事を書

くことにしています。

相手の勤務地はアフガニスタンであったり、シリ

アであったりし、相当危険な場所であります。

危険地帯勤務の、独身の米陸軍女性兵士の間で一

種のブームになっているのかもしれません。

高学歴で高い階級の人が多いのも一つの特徴です

が、先日、遂に少将の人からメッセージが来まし

た。

ウソかホントかは分かりませんが(ウソをついて

も仕方がないので、多分本当だと思うのですが)

「Major General」という肩書でありました。

メッセージを書いていて分かったのですが、最初

は自己紹介などで何とかなるのですが、共通の話

題が極めて見つけにくいのです。

従ってメッセージの継続が難しく、次第に疎遠に

なっていきます。

話は少し変わりますが、日本の女子高校生がスマ

ホを使っている時間は、1日平均なんと7時間とい

うのを読んだことがあります(ちなみに男子高校

生は4時間とのこと)。

1日7時間もスマホを見ていたら、まともなこと

に使う時間が無くなってしまいます。

人生の大いなる無駄遣いという気がしてなりませ

ん。

仮に1日7時間、スマホの代わりに本を読んでい

たら、相当蓄積されるものがあるはずです。

いろんな人を観察していると、読書量と年収とは

どうも正比例しているようなのです。

少なくとも私自身の人生をを振り返ってみると、

その法則は完全に当たっているように思います。

今後SNSがもっと広がっていったり、新しいSNS

出てきたりしても、読書というコアだけは手放さ

ないようにしようと思っています。

語学オタク健在

相変わらず、ネットを使ったオンラインレッスンで

語学を勉強しているのですが、システムの変更

により、以前のように目いっぱいレッスンを取る

ことができなくなりました。

英語とドイツ語とフランス語と中国語を勉強して

いるのですが、1週間に1言語を精々1レッスン

取れる程度です。

ならばオンラインレッスンだけに頼らず、自分で

勉強すればいいではないかということですが、こ

れがヤッパリできないのですね。

語学を(モチベーションという意味で)1人で独学

できる人なんてまずいないと思うし、もしいたら

天才です。

私の経験でも、教える先生の好き嫌いで、語学の

伸び方が大きく変わりました。

教える先生との相性というのは、極めて大切であ

って、語学学習へのモチベーションの9割を占め

ると言っても過言ではありません。

従って私は「お気に入り」の先生だけから習うよ

うにしています。

その「お気に入り」が美人ばかりになってしまっ

たのは、単なる偶然なのであります。

以前のように存分にレッスンが予約できなくなっ

てしまったかわりに、レッスン開始の30分前から

画面上で予習が出来るようになりました。

私はその日のテキストをすべてノートに書き写す

ことにしました。

書くという行為は思った以上に効果があるような

気がします。

スペルも覚えるし、文法の構造も書いているうち

に分かってくるのです。

ノートに十分な余白を取りながら、大きな字で書

いていきます。

視覚に訴えることも大事なことだと思うからです。

ノートをケチることなしに、3レッスンで1冊の

ノートを使い切ってしまいます。

特にドイツ語やフランス語を手書きしていくのは、

苦しみではなく、楽しみなのですが、30分の予習

時間では書ききれないことが少なくありません。

その点英語は簡単な分だけ、また中国語は漢字で

ある分だけ、余裕を持って書ききることができま

す。

反省のち前進へ!

手帳を使って「予定をいかに管理するか」ではなく

「いかに予定を入れないか」を心掛けている人がい

ます。

その人は個人投資家なのですが、日本を引き払い、

マレーシアに海外移住してしまいました。

日本で不動産収益を上げ、物価の安いマレーシア

に住むと、キャッシュの手残りがより多くなります。

私のように、物価の高い東京に「せっせ、せっせ」

と足しげく通うのとは真逆の動きであります。

私の今までの観察でも、手帳を上手く活用する人

は例外なく仕事ができる人たちでした。

社会人になってからの手帳はすべて捨てずに保管

しているのですが、バブルの頃の手帳は予定で真

っ黒になっています。

最近でこそ予定はぐんと減ったのですが、それで

も毎日何らかの予定が入ってきます。

「1日も休まない」と決めたので、土曜も日曜も

関係なく予定を入れていっているからです。

「嫌な仕事はしない」も最近のモットーなので、

気が乗らない予定は最初から入れません。

遂に「仕事から自由になった」と言ってもいいか

もしれません。

「仕事だから嫌なこともある」とか「お金のためには

我慢しなければいけない」という状況から脱するこ

とができ、ありがたい限りです。

28歳の時に不動産会社を創業し、懸命になって働

いてきたのですが、大きな失敗をいくつも経験し

てきました。

今の私なら、それらの失敗を多分5分の1くらいに

減らせるはずです。

今までの30数年間は思い出すのも嫌なほどポンコ

ツ経営だったのですが、これからの30年間は黄金

の時代にしようと画策しております。

なにせ95歳までバリバリの現役で働くのです。

振り返ってみれば「会社は大きくしなければなら

ない」という思い込みが一番の失敗だったかもし

れません。

「会社ごっこ」に大きなエネルギーを費やしてし

まい、結局そこには何も残りませんでした。

その当時から「会社を大きくせず、収益物件をコ

ツコツと一つずつ増やしていく」という今のよう

な姿勢であれば、私の資産は現在の倍ほどに簡単

になっていたと思うのです。